加工について

●加工(メタルフレーム編)

メガネって、丸レンズを枠の形にカットして出来上がる事を案外知らない人が多いようです^^;

メガネ店での「加工」とはお客様がお選びになったフレームにレンズを入れ、
メガネとして仕上げる作業です。

お店ではメーカーからお客様の仕様に合ったレンズを取り寄せます.


 ↑これがカット前の丸レンズです。メーカー特注の、お客様のためだけのものです。 

さて、このレンズをカットする前に、レンズ間の距離と高さを決めないといけません。

まず、レンズメータにてレンズの角度を決めて光学中心に印を付けます。

あ、よくメガネ店で店員さんが見ている「レンズメータ」ってどういう風に見えるか知ってますか?

オート式は覗く必要が無く、度数が数字として表示されるので楽チンですが^^


↑コレが当店にもあるオート式です。レンズを乗せるだけで度数を表示してくれるので込み合う時間帯には重宝しています。右は従来式のタイプです。

 そして、顕微鏡に似ている一般のレンズメータを覗くと、実はこうなっています。

 
  
↑乱視がある場合は必ず90°逆の軸でもう1つ度数が見えます。  ↑乱視がない場合はキレイな輪っかになって見えます☆

 さて、話がそれてしまいました。本題に戻しましょう。

このレンズメータを使って印点をします。そして投影式軸打ち器でサクションカップを取り付けます。

一昔前は普通の吸盤でしたが今は両面テープが付いたしっかりとしたものになっています。


 ↑投影機にて位置を決めてカップを取り付けます。1mmの狂いも許されません。 ↑カップを取り付けたところ。 

そしてフレームの形状を機械に読み込ませます。

そして加工機へ必要な情報をインプットします。


 ↑枠をトレース中。左右別々に読み込みます。     ↑画面に表示したところ。               ↑必要な情報を入力して、いざカット!! 


レンズをカットしている間にフレームの型直しをしたりネジ部分のチェックをします。


カット中はガ〜〜〜という轟音と、特に薄型レンズは嫌な匂いが周りを立ち込めます。

このニオイはまるでニンニクを焼いたような感じで一歩間違えれば料理屋です^^;

だから、最近のメガネ屋さんは
「クサい」のです(-_-;)

 

さて、レンズのカットが終わりました。が、これからが本番なのです。

…と言うのも、最近の機械は確かに正確ですがカーブが合わないなどの不具合があります。

少し大きめにカットしたレンズを手作業で修正していきます。当然、熟練の技術が必要になりますし、

細心の注意が必要となり、ミスは許されません。

まず、大体のサイズを見ます。そしてヤゲン(フレームに収まる山の部分)の位置を手摺りで修正します。

↑コレが機械でカットしたてのヤゲン。どうしても機械では完璧にはできません。

ここまでかかった時間は合計で1時間近く。その気になれば15分でも加工できますが、手抜きだけは

したくないのです。

そして面取りを念入りに。こういう細かいところにも気を使いたいものです^^


 ↑しっかりと面取りされたレンズ。んー、我ながら良くできました☆


そして、必ず「ネジの緩み止め」を付けます。そしてやっと出来上がりました(o^∇^o)ノ

完成です!!出来が良いと思わずガッツポーズです(`д´)@

某店舗のように「加工料」をもらいたい気分ですね(*^o^*)

当店では、メガネレンズの加工は機械任せではなく、最後の仕上げ(面取り作業)を丁寧に、
レンズのサイズも細かい微調整で念入りに行い、使っている時のトラブルが極力無いように、
多少時間をかけて職人が行っています。では出来上がりまでの行程を見ていきましょう